2026.08.26

【検証企画】話題の非常用浄水器の検証を実施 「コッくん飲めるゾウ ミニ」組み立て約3分で濁った水は透明になるか?│防災ギア実証ラボ

【検証企画】話題の非常用浄水器の検証を実施 「コッくん飲めるゾウ ミニ」組み立て約3分で濁った水は透明になるか?│防災ギア実証ラボ

~開封から浄水まで全工程を撮影。組み立て所要時間・扱いやすさ・浄水前後の見た目の変化を記録しました~

キャンピングカー株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:頼定 誠)が運営する防災/アウトドアECサイト「アウトドア119」およびその検証組織「防災ギア実証ラボ」は、2026年8月21日に株式会社ミヤサカ工業(本社:長野県茅野市)の非常用浄水器「コッくん飲めるゾウ ミニ」(品番:MJMI-02)の検証を実施いたしました。

災害時の備蓄水は「重い」「かさばる」「賞味期限の管理と買い替えコストがかかる」という課題が指摘されています。非常用浄水器はこれを解決する手段として注目されていますが、実際の組み立て手順や操作負荷を具体的に紹介した情報は多くありません。

そこで「防災ギア実証ラボ」は、製品を実際に使用し、開封から組み立て・原水投入・加圧・給水までの全工程を撮影・記録しました。その結果、工具・電源を一切使わず約3分で組み立てが完了し、目視で明らかに濁っていた原水が、コック開栓後には透明な水として吐出されることを確認しました。

(浄水後/原水の並列比較:左=浄水後 右=原水)

■ 検証の背景

内閣府や自治体は家庭備蓄として「1人1日3リットル×3日分以上(推奨は7日分)」の飲料水確保を呼びかけています。4人家族で7日分となれば84リットル、2リットルペットボトルで42本分に相当し、保管スペースと定期的な買い替えが大きな負担になります。
【出典:首相官邸「災害が起きる前にできること」】

一方、非常用浄水器は「本当に自分で組み立てて使えるのか」「電源のない状況で本当に水が出るのか」「どれくらいのレベルで浄水ができるのか」といった不安から導入をためらうケースも少なくありません。カタログスペックだけでは、実際の使用感は伝わりにくいのが現状です。

そこで「防災ギア実証ラボ」は、非常用浄水器のなかでも自治体・大学・企業への導入実績がある「コッくん飲めるゾウ ミニ」を対象に、購入者と同じ条件で開封から給水までを実施し、全工程を記録しました。

■ 検証概要

■検証対象:コッくん飲めるゾウ ミニ(MJMI-02/株式会社ミヤサカ工業)
■検証日:2026年8月21日
■検証場所:「防災ギア実証ラボ」渋谷本社内
■検証者:当社スタッフ
■使用した原水:水道水に屋外花壇の土を混ぜて濁らせた模擬原水。(本品が浄水可能な最低量)
■検証項目:①組み立ての所要時間と難易度 ②加圧操作の負荷 ③浄水前後の見た目の変化
■記録方法:全工程を静止画で撮影。

※本検証は特定の条件下での結果であり、実際の使用感や浄水結果は水質・気温・使用環境によって変わります。

■ 検証結果:実際の所感

1. 工具なし、開封から約3分で組み立てが完了

同梱物はタンク本体・フィルターカートリッジ・コック(給水栓)・エアーポンプ(本体装着済み)のみで、非常にわかりやすい内容。

組み立ては、①タンク下部の給水口に貼られた「ご使用前にはがしてください」シールを剥がす →②フィルターカートリッジをコックの内側に差し込む →③コックを給水口にペットボトルキャップと同じ要領(ネジ込み式)で装着する、という3ステップです。

  (左:本体とフィルター・コックの同梱物一式 右:給水口の封止シール) 
 (左:コック内部とフィルターカートリッジ   右:カートリッジをコックへ挿入) 

ネジ込み式のため工具は不要で、手回しのみでしっかりと固定できました。

コックの開閉ノブには「出」「止」の方向が刻印されており、暗所や慌てた状況でも操作方向を迷いにくい設計でした。

(左:コックを給水口へねじ込み  中:取り付け完了  右:開閉ノブ刻印)

所要時間:約3分(開封~組み立てまで/撮影時間を除く)

2. 加圧は手動ポンプのみ。電源が使えない状況を想定した設計

本製品は電動ポンプを使わず、上部の注水口にセットする手動エアーポンプでタンク内を加圧し、その圧力で水を押し出す「蓄圧式」です。停電時や屋外など、電気が使用できない状況でも使用できる点が、電動式との明確な違いになります。

(左:ポンプ本体  右:ポンプの取り付け) 

加圧の実測:ポンプを5~6往復で圧が上がりきった手ごたえに。大きな力はいらず片手で簡単に加圧が完了。

(力いらず片手で加圧可能。撮影しながらでも。) 

3. 目視で濁りのある原水が、吐出時には驚くほど透明になった

タンク上部の注水口から、目視で明らかに濁りと浮遊物のある原水を投入しました。タンク内部を確認すると、水はしっかりと濁った状態です。

(左:原水の投入 右:タンク内部 原水の様子)

加圧後にコックを開栓したところ、吐出された水は目視で濁り・浮遊物が確認できない状態に変化していました。

(コックからの吐出/加圧量により吐出の勢いも変化)
(左:正面からの様子  右:上からの様子)
(左:浄水後の水 右:原水/ロゴが見えるほど 透明度も明らか)

【本検証にあたって】
本検証で確認したのは使用の難易度、見た目(濁り・浮遊物)の変化のみであり、当社では専門的な水質検査を実施していません。透明であることは飲用の安全性を保証するものではありません。なお、メーカーは厚生労働省登録検査機関において水質検査を実施し、同社が飲料水として使用できるとする水については全て基準値以内であることを公表しています。 また、メーカーは「生活排水・工場排水・海水・農薬や除草剤その他有害物質を含んでいる恐れがある水」は浄水対象外としています。使用時は必ず取扱説明書に従ってください。

4. まとめ:備蓄水を”備蓄”するのではなく”つくる”という選択肢

備蓄水は「買って・保管して・期限が来たら入れ替える」というランニングコストが避けられません。浄水器という選択肢は、雨水・風呂水・期限切れペットボトル水といった手元の水を活用できる点で、備蓄設計の考え方そのものを変える可能性があります。実機検証を通じて、特別な技能や電源がなくても扱える製品であることを確認できました。

■ 検証対象製品の概要

■品名/品番:コッくん飲めるゾウ ミニ/MJMI-02
■メーカー:株式会社ミヤサカ工業
■参考価格(メーカーページ記載):29,800円(税抜)
■使用フィルター:ゴミ取りプレフィルター/活性炭フィルター3層/大型MF中空糸膜フィルター(0.1μmより大きい不純物の除去)
■浄水能力:約250L/時(0.05MPa加圧時)
■総浄水量(参考):ペットボトル水など:5,000L/プール水・貯水タンク水など:3,000L以上/入浴後の風呂水など:約200~300L
■加圧方式:手動式(専用エアーポンプ)
■サイズ・重量:幅220×奥行330×高さ500mm/約2kg/タンク容量約17L
■フィルター寿命:5年目安(未使用時)
■製品ページ:https://outdoor119.net/products/detail/103

※スペックはメーカー公表値です。

■「防災ギア実証ラボ」 by OUTDOOR119とは

私たちは、防災用品市場には優れた商品が数多く存在する一方で、その魅力や特徴が十分に伝わらず埋もれてしまっている商品も少なくないと感じています。


「防災ギア実証ラボ」(アウトドア119)では、アウトドア実践者、車中泊経験者、バイヤー経験者などが中心となり、実際の利用シーンを想定しながら防災ギアを実証します。
カタログスペックだけでは分からない、
・本当に使いやすいか
・災害時に役立つか
・初心者でも扱えるか
・家族や友人にも薦められるか
といった視点で商品を確認し、その結果を動画や記事を通じて発信していきます。

■「防災ギア実証ラボ」が目指すもの

防災用品は、購入して終わりではありません。
災害時という限られた状況の中で、初めて使う商品も少なくありません。


だからこそ私たちは、「売れている商品」ではなく、「本当に役立つ商品」が選ばれる市場を目指します。


メーカーの知恵や技術によって生まれた優れた商品を発掘し、その価値を正しく伝えることで、防災用品を必要とする人たちとつないでいきます。

■皆様のリクエストをお待ちしています

・話題のあの商品って本当に使えるの?
・気になっているあの商品を検証してほしい
・購入検討しているけど失敗しないか不安


など、エンドユーザーの皆様が抱えていらっしゃる疑問やお悩みがございましたら、お気軽にリクエストをお送りください。「防災ギア実証ラボ」が皆様の代わりに検証します。リクエストは以下にて受け付けております。


【アウトドア119】
■オンラインショップ:https://outdoor119.net/
■Instagram:https://www.instagram.com/outdoor_119/
■TikTok:https://www.tiktok.com/@user827821113229


※すべてのリクエストへの回答は保証いたしかねます。
※内容により検証を実施できない場合がございますのであらかじめご了承ください。

■防災、アウトドア用品メーカーの皆さまへ

よい商品が売れるとは限らない。
私たちはアウトドア119を運営する中で、その現実を何度も見てきました。
優れた技術やアイデアを持ちながら、十分に知られていない商品。
災害時に役立つにもかかわらず、その価値が伝わっていない商品。
「防災ギア実証ラボ」は、そんな埋もれた良品を発掘し、正しく伝えるために立ち上がりました。
私たちは、防災用品の目利きであり、伝え手でありたいと考えています。


・商品の魅力がうまく伝わらない
・ECでの販売に課題を感じている
・動画やコンテンツを活用した情報発信に興味がある
・もっと多くの方に商品を知ってもらいたい


そのようなお悩みをお持ちでしたら、ぜひお気軽にご相談ください。
様々な事業を展開し、そこで培ってきたマーケティング力でサポートいたします。
防災用品メーカー様からの商品提案・共同企画・取材依頼も随時受け付けております。

■防災に対する取り組み

年々、地震などの災害の頻度が増えている中、災害時の避難所やライフラインとしてキャンピングカーの活用が全国的に注目を浴びています。「防災ギア実証ラボ」の運営元であるキャンピングカー株式会社は、地方自治体や企業様と「防災協定」の締結を積極的に行うなど、被災地の方や、企業様に貢献できるよう防災に関した活動を幅広く行っています。

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